気分がすぐれず落ち込んでしまう、楽しめない、悩みや心配事が頭から離れず、意欲や集中力が涌かない、考えがまとまらず堂々巡りしている、食欲がわかない、苛々する、こういった気分の不調そのものや、気分の不調に関わる症状の原因となる代表的なものに、うつ病と双極性障害(躁うつ病)のうつ状態の2つがあります。うつ病にあっては、かかる人の割合が6.5%にものぼり、これは約15人に1人の割合です。決して珍しいものではありません。また、従来の中高年のうつ病に加え、若年層のうつ状態も問題です。うつ状態を呈するものには、うつ病や双極性障害のうつ状態のような気分障害以外に、統合失調症や不安障害でも同様の症状を呈することがありますし、特に、認知症の初期の段階では、うつ病様の症状を呈することが珍しくありません。そのため、見極めがとても重要です。当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺い、その上で、現在のうつ状態がどのようなものかを見立て、丁寧に説明することを心がけております。
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