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ストレス反応・適応障害

Adjustment Disorder

ストレス反応・適応障害|トモニこころのクリニック|東京都小平市の心療内科・精神科

ストレス反応

ストレス反応とは

ストレスとは、外部からの刺激(ストレッサー)によって引き起こされる心身の緊張状態や適応反応を指します。ストレッサーには、仕事や学業のプレッシャー、人間関係の問題、環境の変化、さらには病気や事故といった物理的・心理的要因が含まれます。これらの刺激に対して、私たちの身体とこころは、適応するために様々な反応を示します。

ストレスは、適度であれば集中力やパフォーマンスを向上させる「良いストレス」(ユーストレス)として働きますが、過度に強い、あるいは長期間続く場合には、心身に悪影響を及ぼす「悪いストレス」(ディストレス)に変わります。この状態が続くと、不安感や抑うつ感、疲労感などの心理的症状や、頭痛、胃痛、動悸などの身体的症状が現れることがあります。また、ストレスが心身のバランスを崩し、生活習慣病や心身症などの健康問題を引き起こす場合もあります。

ストレス反応として、急で強度のあるストレスにさらされた際に、不安やイライラ、集中力の低下、気分の落ち込みが現れることがあります。また、食欲の変化、睡眠障害を来すことがあります。

急性期の状態かどうか、つまり、今後、どのように症状が変化するのかどうかを専門的に、見立ててもらうことは、その後に別の精神疾患を合併するリスクを減らすことにもつながります。

適応障害

適応障害とは、はっきりとしたストレスが原因で引き起こされる感情の状態によって、普段できていたこと、例えば、出社するなど、ができなくなる病気です。会社に行こうとするとお腹の調子が悪くなったり、頭痛が起こってしまったり、腰や背中が痛くなるというように、身体的不調を来すこともあります。

適応障害が発症する背景には、個人の性格や心理的な脆弱性、ストレス耐性の低さなどが影響します。例えば、完璧主義や他者からの評価を気にしやすい人は、ストレスを抱え込みやすい傾向があります。また、社会的支援の欠如や孤立感が症状を悪化させる要因になることもあります。現実社会のストレスと、こころの適応力とのバランスが崩れることで発症するのが、適応障害です。会社を休職して、療養することも一つの方法ですが、あまり良い結果になりません。どのようにストレスとなるものを回避しつつ、仕事を続けていくかを治療者と考える作業が必要になります。場合によっては、強い不安や抑うつ症状に薬物療法を用いて、社会適応を支援することもあります。

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